「L change the WorLd」小説版の感想

2007/12/25 (Tue)

 25日発売だと思ってたので、ゴッ輝の新刊を買うために本屋に行ったら不意打ちでLが目に飛び込んできて、仰天しました。う。うおおおおおおおおお!!
レジに持っていく途中も心で叫びまくりました。
ひょ、表紙イイイイイイイイイイィィィィィィィィィ!!!!
う、裏表紙イイイイイイイイイイィィィィィィィィィ!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
そして、家に帰って、映画見るまで読まないつもりだったのに、「ちょっとだけ…」って、ついつい開いて、1/4も読んでしまいました…。つい…。つい…。(妹に言ったらおこられました)
あとは…あとは映画のあとに読もうと思います…

き、きぐるみいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃ!!!
ああああああ!!うわさの時計!オメガ!オメガ!!!
ははははっっさい・・・!!??
ぎゃーーーー…
まかろんにちょこそーすをおおぉぉぉ!

表紙や口絵や裏表紙は小畑先生のLで、すばるでも挿絵は原作絵だったのに、読んでて映像としてイメージしてしまうのはやっぱり松山さんでした…。
妹に口絵を見せて「すごいよー!」って言ったら、「すごいね〜。え、でも、なんでライト、そんな死んでる人みたいなの」って言われました。
…え…。死んでんじゃね?普通に。

リュークの「月は死んじまったぞ」発言に「おまえが殺したんだろがあぁぁ!!」と胸中つっこみ。

しかし、あの、この、このひとがアレで、で、あんなんだってことは、実はアレってことなんじゃ…ないの?
映画の予告映像でネタバレ感ひしひし…うおおお…

2008/02/11 (Mon)

読みました…夜中の三時までかかりました;
うーん…なんかモヤモヤしました…いや内容に対してってワケではないんですが…詳しくはまた後日の日記で。

妹が「このMって人なんか勘違いしてるんじゃないかと思った」とか「これ書いた人、ちょっと夢見がちだよね…」とか辛辣な感想を言ってましたが、すみません私も概ね似たような感想でした。いや、ツッコミどころはありまくりでしたが、エンターテイメント性が強くてわりと楽しかったです。個人的には映画の方がものすごくよかったですが。

2008/02/12 (Tue)

えーと、面白かったです。でも面白かっただけで、感動とか…萌えとか…そういうものはあまり感じなかったですね…買ったときはすごい自分の中で盛り上がってたけど、改めて読んでみると、結構山場がないというか、先にあのテンポのいい映画を見てしまったからなのか、盛り上がりに欠ける展開だな〜というのが正直なところ;
でも、捜査本部で、駿河さんと九條さんがお互いの目的のものを手に入れるために手を組んだり色々やってるあたりは面白かったです。駿河さん、映画では全然活躍してなかったけど、小説ではいっぱい出てたんですね。
でも、なんかこう…これという盛り上がりもないというか、同人誌みたいだった。
そう、この本同人誌みたい。
第一線で活躍する作家って…えー…と、まあ、第一線の活躍にも色々ジャンルはあるよね…。というかこんなに内容違うのに「映画のノベライズ」とかきっぱり書いちゃっていいのか…(汗)

あと、読みながらめっさつっこんだんですが
L、別にミサのファンじゃないうと思うんですけど…
え…Mさんて人、映画でLが言ってた「ヘブンズドア聴いてます!」とかいうの信じたの…?いやいやいやない、ないから…ないだろそれは。
ミサのデビュー前の映像が竜崎にとっては貴重な映像だった…ってところで、妹も「何これどういう意味?」とか言ってたんですが、私もLが目を輝かせてミサに声援を送るあたりは顔引きつらせましたよ…;ありえない。読み間違いかと思ってこの辺何度も読み返した…読み間違いじゃなかった…サイングッズ欲しがってた…orz

あと、カツラと口紅で女装にウィンクもどうかと思ったが、人力車はどうなんだ
ていうか、他のサイトさんの感想とか見ても誰もこの辺つっこんでないんですけど、ええと…普通なんですか…世界的名探偵が女装でウィンクとか人力車でダッシュは結構普通の展開だったりしますか…?

あとLが月のこと好きすぎて、萌えるどころか引きました。
いや…っ…ないだろ!大体、映画のあの展開のどの辺で、友達になる余裕があったんだよ!もしかしてその辺は原作から引っ張ってきてる設定なのかもしれないとも思ったけど、やっぱりないだろ!
ていうかあの時計、松田がかなり容赦なく撃ってたから、壊れたって言うか軽く分解してませんでしたっけ、腕につけられるかしら。どうかしら。
あといろんなところがアナザーノートにリンクしてて、この人あの小説好きなんだな…と思いました…
いや、別にそれはいいと思いますけどね・・・うん・・・
あと、フェアマンという人の目的とかよく分からなかった。
それから合理的とはいえ、Lの遺体が裏切り者の汚名をかぶるのは辛かったです…。ちょっとこのへん泣きそうになりました…
あと、「法の正義」と書いてロウ・ライトと読ませたくだりは、びびりました、
ホントこれ書いた人夢見がち…!!
ローライトのライト部分は「正義」じゃなくて、「嘘」でしょ…あれはきっと…
あと、Lが今までかかわってきた犯罪も犠牲者も忘れることはないし忘れることは出来ない、というところに意義あり。
原作であの人、「南空ナオミ?どこかで聞いた名だな…」って言ってたよ!
うん…本当に忘れることは出来ないし、それを背負って、なお孤高の探偵として重圧に耐えるL、という図はかっこいいと思うけど、それは妄想ですよきっと…
ああ、まあ、映画と原作は設定もLの性格も全然違うので、そのせいかもしれないですけど…

なんか、全体的にダれた感じをうけてしまうのは、敵とL側が、ちょっかい出して逃げたり、追われて巻いたり、条件出したり交渉したり、だらだら膠着状態を繰り返していたから、そう感じてしまうんだろうなーーその辺は映画のスピーディーさに負けますね。
大統領と交渉するあたりは面白かったけど…でもちょっとはらはらしました…

あ、あと、ミサ、京都出身のはずだけど、なんで大阪ってことになってるんだろ…。謎…

そんなこんなで、つっこみどころ満載でした。
「スクリーンでは見られないLの言葉、Lの想いがここに」って、「月くん心が痛いです」とかのことでしょうか…
っていうか、「部屋に引きこもりの君には分からないんだよ!」って月に言われたの、L、よほどぶっさり来てたんですね…でも、この小説の設定では、L、事件解決の際に結構出歩いて直接かかわってるとか書いてあるんですけどどっちなんだ。
うん…まあ、ちょっとだらだらしすぎな気がしますけど、読み物としては面白かったです…。
真希ちゃんがサインボールを受け取るシーンはちょっと泣けました。
…って言うか、真希ちゃん、映画と性格違いすぎ…あと父親死んだばかりなのに明るすぎ…ないですか…

 

後ほど、もう一度ネットで試し読みを見ましたが、やっぱ文章下手…。



こっから下は、原作サイドに向けてのどうでもいい愚痴なんで反転します。あまりいいこと書いてません…

なんか、最初に映画後編を見たときから思ってたけど、映画のLと原作のLって、似てるようで性格正反対ですよね。原作のLはあくまで自分本位なのに対して、映画のLは逆に自分を持っていないというか…。あのシナリオ上、そうなってしまうのはしょうがないなーと思ってはいたんですけど、まあ、自分的にはどっちも好きなので特に今までなんとも思ってなかったんですけど、
しかし、写真集と先日の特別編を見てはっきり思ったんですけど、
Lの性格と設定が、原作と小説作品で、違いすぎる…。
細かくあげるなら、小説(アナザーノート・L change the WorLd)とアニメと原作でそれぞれLの性格が違う…
アニメと原作はひとくくりにしてたけど、写真集見てはっきり感じました…アニメと原作のLも全然性格違います、子供の頃の表情からして全然違う。
まあ、それは、しかたないことなんで、別にどのLも好きだから特に問題はないんですけど、
小説版と原作で、生い立ちや設定までこんなに違うのは、どうなのかと…

なんていうか、アナザーノートにせよチェンジザワールドにせよ、公式のものとして同じ出版社から発行する以上、設定はあわせるべきなんじゃないかと思うんですけど、どうなんでしょう。
小説版は、発行前に原作者がチェックするのは可能だと思うんですけど…
その際に、自分の思ってた設定と違ってるところがあれば、「ここは直してください」って言うべきなのでは。
それを、何も口を出さず(かどうかは知らないけど)発行してしまったあとに、原作者が全然違う設定を作品で発表するのは、小説を書いた方々に対して失礼なんじゃないか。どうなんだろうと思うんです・・・けど。
Lが探偵を生業にするモチベーションにしたって、小説作品でここまで書かせておきながら、特別編で「趣味です」と言い切った…いや、それは、Lの嘘かもしれないし、アナザーノートに関しては、ぶっちゃけメロの勘違いですむかもしれないけど、でも、やっぱり各メディアでこうまで違う…ってのは…。うーん…

別に、同人やるのに不便だから設定統一しろって言ってるわけじゃないんですよ。
Lというキャラを好きだっていうことは、まあ、どんなLでも受け止められるけど、それでも彼が彼たる所以をはっきり一本筋として理解しておきたいと思うのは、ファンとして当然だと思うんです。
それを、なんかここ最近の作品発表の流れを見ていると、大場先生が、「あなたがたがLに対して夢を見るのは勝手だけど、本物はこうだから」って一線を引いて他のメディアをきっぱり拒絶したように感じました。
なんていうか…いままで曖昧にしていたところをはっきり形にしてくれるのは嬉しいです。が、それに伴って、小説版とかの設定をがっつり否定してしまうのはどうなんだと…チェンジザワールドの小説版を読んで、すごいはっきり感じました。
スピンオフのガイドブックでの大場先生のコメントにしたって、「原作で殺さなければよかったと思います」には傷つきました…
今まで、Lが死んだのは、ストーリーの流れとしてはしょうがないことで、彼は「殺された」んじゃなくて「亡くなった」んだと自分に言い聞かせていたのに、それを「生殺与奪の権限がある自分が殺した」とはっきり言われると、なんか、所有権を主張された気分になりました…
言ったほうはそんなつもりじゃなく、上に書いたいろいろなことも私の考えすぎかもしれないけど、でも世に出た作品やコメントというものは、受け取る人がどう思うかがすべてなわけで、実際に読んだ私という一人の人間はこう感じたのだから、私にはそれがすべてです。

今まで、十年以上同人をやっていて、作品は好きだけど、原作者は好きじゃない、と感じたことは一度もありませんでした…同人をやる以上、作品は余すところなく好きで、原作者は神でした。
しかし、今回、はじめて…原作者である大場先生のことを尊敬できないと思いましたです。
ストーリーを作る才能はすばらしいと思うし、私がデスノートが好きな気持ちは変わらないと思う…けど、デスノが好きだから原作者も無条件に好き、というふうにはもう割り切れないです。

なんか、ほんともやもやしてたので…ネガティブなこと書いてすみません。

あ、でも、何があってもLは好き。以上。