暗い路上で 消えていく命を見た時 自分の醜さが すぅ、と外に出てくるのを感じた
涙なんてただの汚い水 そう気付くまで 人生の色をはき違えてた 宝石が、真珠が 肉から生まれるはずないのに
世界中にあふれかえっている命の 一番上の階段に居るというだけで 喋るな 考えるな おこがましく泣くな
と
路上の死体が私に言った。